ワークショップ企画プロデューサー・同志社大学教授 中野民夫

1957年東京生まれ。東京大学文学部卒。

学生時代は、東南アジア、インド・ネパール、中南米などを旅しながら、どう生きたらいいのかを探求。インドで入院していた時、精神世界の旅人から一転して企業社会の内側からの変革を夢見る。広告会社の博報堂に就職し、大阪の営業から始め、辛いことも多かった。30歳過ぎに休職してサンフランシスコの大学院CIISに留学し、組織開発や、平和や環境問題の根本原因の解決のためのワークショップを研究。会社に復職後は、企業の社会貢献や広報活動、愛知万博でNGOが主役の地球市民村など、社会テーマ系業務を主に担当した。2012年春に早期退職。

また会社勤めの傍ら、2001年の『ワークショップ』出版を機に、ワークショップ企画プロデューサーとして、人と人・自然・自分自身をつなぎ直すワークショップを各地で実践。参加型の場づくりの技法であるファシリテーションの講座も多数開催。

明大、聖心女子大、立教大学院などの兼任講師を経て、2012年度から同志社へ。主著に、『ワークショップ』(岩波新書)、『ファシリテーション革命』(岩波アクティブ新書)、共著に、『対話する力』(日経出版社)、『次世代CSRとESD』(ぎょうせい)など。